2024年4月29日 月曜日
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介護職に転職するためのコツとは

介護職への転職を考えている人の中には、介護なら簡単に転職できると思っている人も多いのではないでしょうか。平成28年度の介護労働実態調査では、離職率が16.7%と報告され、平成29年度上半期の離職率平均の8.5%と比べると、介護職では多くの人が辞めてしまうことが分かります。この離職率が高い原因には、仕事が大変ということ以外にも、給料が安いというのも理由の一つです。

しかし、2035年には約79万人も人材が不足すると経済産業省が言っていることもあり、国は介護職の人材を確保するために処遇改善をしていることから、徐々に給与面は改善されてきています。そのため、介護職の離職率は平均値とそれほど変わらないと考えている人もいて、簡単に就職ができると考えていると、なかなか転職先が決まらないということも起こるでしょう。また、転職する際は事前調査も必要です。大手の老人ホームでは、高待遇で求人を出しているケースも多いです。しかし、給料が良い施設は高級志向の施設が多く、一般的な施設とは雰囲気が違いますし、入居者に対してのマナーも身につけておく必要があります。

また、未経験でも働けるということで就職したのに、資格がないことで思ったような働きができず、やりがいを失う人もいます。就職した以上は一定の我慢や努力は必要ですが、就職して失敗したと後悔しないようにするためには事前調査をするのがコツです。見学ができるのであれば、必ず施設の見学をして雰囲気を確認する、施設で働いている知り合いがいれば色々聞いてみるのも良いでしょう。面接では、気になることは積極的に聞くなどして、事前調査をしっかりとしたうえで就職を決めることが大切です。